3 月 27

“みる”を、みる。“感じる”を、感じる。
「アート作品を見る人と作品との関係性」に関するフィールドワーク

3月23日(月)より、新丸ビル7Fの丸の内ハウスでは、「サバイバル」をテーマにした企画展「THE SURVIVAL SHOW」を開催しています。
これに並行し、27日〜29日の間、「アート作品を見る人と作品との関係性」と題したインタラクティブアート鑑賞の実証実験を行います。

配布されているガジェットをもって、作品の観賞を楽しんでみてください。自分と作品との思いがけないつながりを発見できるかもしれません。

普段、無意識に行っている作品の鑑賞。作品とのインタラクションを記録することによって、自分と作品との関係性を再認識する機会を提供したいとかんがえています。
結果、作品への親しみと観賞の自発性を生み出すことを目指しています。

http://events.picsense.org/survive/

フィールドワーク主催: picsense project (デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 共感動経済とP2P2.0プロジェクト)
デジタルテクノロジーの活用や、コミュニケーション・デザインを通じて、作品の価値や見る人と作品との関係性を、見直す試みを行っています。

協力:慶應義塾大学 デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 / AUTO-ID Lab.

展示企画詳細:
THE SURVIVAL SHOW
2009.3.23 mon – 3.29 sun at (marunouchi)HOUSE
11:00-28:00 (sun ~23:00)
www.marunouchi-house.com

SURVIVAL×ART=?
時代は、サスティナブル(=持続可能)から
サバイバル(=生存可能)へと大きくシフトした。
現在(いま)をポジティブに生き抜くために必要なものって何だ?
バラバラのジャンルから集結したそれぞれの「突破口」。
未編集のアート群が織りなす、THE SURVIVAL SHOW!

参加アーティスト:
姉川たく/E.B.S + graf/EDING-POST/大月 壮/木曽漆器 hub factory/幸田
進/SHIH-TZU(古屋蔵人、黒川知希、大川久志、小田島等)/重松淳也/田辺遥一 /DAVID
SCMIDLAPP/NYAAA/深澤亜衣/本間日呂志/MASARU OZAKI/松澤亜希子/ASYL/gift_

★CLOSING PARTY
feat. Freedom School
2009.3.27 fri 20:00-25:00 at (marunouchi)HOUSE
Entrance: Free Food&Drink: 一部 Cash on Delivery

GUEST DJ:Freedom Chicken
(14catherine/Jazzy Sport Brooklyn),
DJ: Kentaro Kojima (Freedom School)
www.freedom-school.net

企画制作:gift_/ ASYL
企画協力:PHIL co.,ltd./ 4D2A
協力:CET(Central East
Tokyo)/株式会社ラックス/エプソン販売株式会社/日商エレクトロニクス株式会社/株式会社ディードライヴ/株式会社アイスキューブ/Toor
inc./ diffusion./ snap!/ Freedom School/慶應義塾大学
デジタルメディアコンテンツ統合研究機構/AUTO-ID Lab.
特別協力:三菱地所株式会社

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3 月 11

3/7,8日に開催された「第4回地域SNS全国フォーラム」に、1日目のみ参加してきました。
以下、京都のSNSで実況中継したものを再編集して、アップします。

【オープニング】

宇治、京都文教大学で「第4回地域SNS全国フォーラム」一日目が始まりました!!

受付から地域の方がやられているようで、手作り感溢れるよい雰囲気です。
会場には、300人を越える参加者(若い人も、女の人多い!)が参加されており、4回目にも関わらず、まだまだ熱気があります。

会場の様子

会場の様子

写真:会場の様子

会場の外にあった看板

会場の外にあった看板

写真:会場の入り口で見つけた、手作り感溢れる看板

受付の様子

受付の様子

写真:同じく、手作り感溢れる受付 by 地元の皆さん

オープニングに行われた宇治田楽

オープニングに行われた宇治田楽

写真:オープニングに行われた宇治田楽の様

運営は、宇治の地域SNSである「お茶っ人」のメンバーを中心としたボランティアのみなさんだそうです。

【開会講演(兵庫県企画管理部長 牧 慎太郎 氏)】

開会講演の様子

開会講演の様子

冒頭で「行政とか、こういう内容の勉強会をやると、だいたいお客さんは、付き合いで参加される方が多いのですが、地域SNS全国フォーラムだけは違いますね。みなさん、個々人の問題意識で自発的に参加されている方ばかりで、壇上に立つと、みなさんからの熱気がバシバシつたわってきます。」という挨拶が、まさにそのとおりで、印象的でした。

現在、講演の内容は、地域SNSの歴史・可能性、といったことをお話されています。あとで、スライドのデータをいただけるとうれしいですね。

◆mixiとは何が違うのか
1) ICTによる時空を越えた情報共有・個人のエンパワー(mixiもこれは同じ)
2) リアルに出会える人という制限が生む安心さ
3) 地域のツールだが、参加したい人しか参加していない
これらが、地域のソーシャルキャピタルを醸成する。
(この点は、庄司さん和崎さんと書いた地域SNS本でも書いていましたね。)

◆地域SNSが成功するために、継続的な成長

最初の数ヶ月は、立ち上げメンバーの知人ネットワークなどによって、ぐんぐん成長する。しかし、そのあと大抵は、衰退する。それにならずに、いかに成長できるかは、それまでに、いかのそのサイトが「地域のニーズを捉えているか」。
安心・安全は、そのニーズの一つ。
後見人制度のよさのケース。風俗の人が入ってきて活動したとき。変な人への不安が指摘された際、そのユーザの後見人が降りてしまった。後見人を失うと強制退会になる。これが有効に働いた。

◆ひょうご情報交流戦略(H19.3策定)「情報コミュニティづくりの推進」の解説

さわりだけ。
カーナビゲーション連携。その日の朝に書かれた地域情報(特売情報とか)をドライバーに提供。日産自動車(CARWINGS)との共同研究。
詳しくは第三分科会にきてね。

【分科会1「地域SNSの多様な個性、地域性】

コーディネータの和崎さんが、第3回までの全国フォーラムの話をしました。
次に、庄司さんが、3分で分かる地域SNS

地域SNSは、行政、NPO様々な運営主体がある。また、対象の広さも、県全体から、一つのマンションまで、たくさんある。

パネリストのみなさん

パネリストのみなさん

パネリストのみなさん

パネリストのみなさん

けいはんなSNS(大阪市立大学 生活科学部 教授 藤田忍 氏)
240人くらい。任意団体(けいはんな地域SNS研究会)で運営している。OpenPNEベース。
紙芝居
雑学大学
オフ会17会。これ大事。伏見で酒倉見学とか。

大津SNS (大津市役所情報システム課) 早瀬 薫 氏
市がやっている。1800人くらい登録。OpenPNEベース。
行政の地域計画の実行のために始めた。
行政がSNSをやっている意味が見えなくなってきたのが今年の課題。
でもみんなが楽しんでくれている。
行政の関わり方をもう少し考えて、意味を見出したい

(岸田 清一郎氏 滋賀県高島市役所情報統計課)
琵琶湖の西側にある。合併で広域化。ブロードバンドも整備されていない。
合併して最初に光ファイバーの整備。
滋賀県からの紹介でSNSを。県内初を狙ったが、大津市に先越された。笑
民間からアイデアをもらうために、地域SNS研究会を発足。
314人ユーザ。より増えるにはどうしたらいいか、今の悩んでいる。
現在抱えている課題。行政で担当者がすぐに変わること。

お茶っ人(小林 美佐子 氏 宇治大好きネット広報部長)
運営側からのプレゼン。
1700人。今年度の目標を達成!!コミュ315件。オフ会がすごい。
日記925件。男性57.4%。宇治市53.4%。4分の1が京都府以外。
平成18/11/3から開始。
運営主体は、宇治大好きネット。約60人で運営。NPO法人化を進めている。
総務省の委託で始まる。対象は、顔が見える。東京からでも来てくれたらWelcome!

どの地域も、それぞれの地域の特徴を活かして様々な運営スタイルを模索している。

【物産市の様子】

そして、これが物産展の様子
物産展には、宇治だけでなく、全国からの出展がありました。

物産展の入り口

物産展の入り口

物産展の様子

物産展の様子

出展は全国から

出展は全国から

宇治茶の試飲。京都の名産。

 

宇治茶

宇治茶

京都の名産

京都の名産

そして、フェアトレード製品やチャイなど、国際的な色もありました。

フェアトレード商品とチャイ

フェアトレード商品とチャイ

物産展で、一際大きい声が上がっていたところがあったので、行ってみたら、横浜の「ハマっち!」の人たちが、横浜150周年記念イベントの前売り券を特別割引価格で売っており、お買い上げされた方がいらっしゃったようでした。笑

横浜ブース

横浜ブース

横浜開港150周年イベントのチケットを販売する様子

横浜開港150周年イベントのチケットを販売する様子

最後の写真は、「ハマっち!」の「!」が抜けているのを手書きしている様子。笑

ハマっち!

ハマっち!

【分科会2-2「地域にお金をまわすには】
コーディネーター 
   NPO法人TRYWARP代表理事 虎岩雅明氏
  コメンテーター
   摂南大学経営情報学部准教授 久保貞也氏
   静岡県立大学国際関係学部准教授 湖中真哉氏
  報告者
   西千葉コミュニケーションサイト「あみっぴぃ」
    ゆりの木商店街会長 海保 眞氏
   新上五島町コミュニケーションポータルサイト「みっか」
    新上五島町情報化推進室 竹内和朗氏
   みかん(みんなのかわらばん)
    紀伊民報製作部 上仲輝幸氏
   岡山のコミュニティサイト「スタコミ」
    (株)スタンダード 代表取締役 ムラカミヨシコ氏

コーディネーターの虎岩さんは、当初コメンテーターの一人として依頼されたのですが、急遽、コーディネーターになったとのことでした。笑

分科会2-2の様子

分科会2-2の様子

この分科会は、地域にお金をまわすには、ということで、虎岩さん達の地域である西千葉での地域通貨のようは話ももちろんですが、地域SNSでのビジネスモデルといった話も出てくるようです。

コメンテーターの方も、紀伊民報というメディアの方や、デザイナーの会社の方など、多岐にわたっています。

◆みかん(みんなのかわらばん) 紀伊民報製作部 上仲輝幸氏
イベントカレンダー
公開サイトとクローズドを選択可能
ニュースサイト(http://www.agara.co.jp/)
SNSのオープンサイト スポーツサイト「和歌山スポーツ」
フリーペーパーのと連動。SNSのデータを利用したホームページ制作「eメイド」
AGARA「災害サイト」http://www.agara.co.jp/

みかん(みんなのかわらばん) : http://mican.kiilife.jp/

◆西千葉コミュニケーションサイト「あみっぴぃ」 ゆりの木商店街会長 海保 眞氏

あみっぴぃの誕生秘話を話そう。

1999年から地域通貨ピーナッツの団体に参加。
お金(日本円)じゃないものを使って、地域が良くなるって本当!というのが多くの反応。その中で、一人参加した。10年間とてもすごいことがおこった。問題もあったが想像以上だった。ピーナッツも招待制、という意味では地域SNSににている。ピーナッツのメンバーになるには、会って「あみーご」と握手して挨拶する。地域通貨は会わないと使えない。街中でも会えない間の時期がある。それをつなぐのに地域SNS。

TRYWARPの設立当初。事務書のお金を捻出するのは大変。ピーナッツで支払って良いよ、50000ピーナッツと言った。大学生が来てくれれば、地域が明るくなるから。1時間1000ピーナッツ。そういうことを通して虎岩さんと繋がったのがよかった。TRYWARPさんがパソコン教室を始めた。最初はパソコンなどくそくらえと思ったが、虎岩さんに第一回パソコン教室に誘われたので、行かないわけにはいかない。それが、今の自分の始まり。

mixiを知って、虎岩さんを持って行った@壁の穴というレストラン(ピーナッツの代表)。虎岩さんは既に知っていた。そして、あみっぴぃが始まった。

最初に人のつながりがあった。本当に地域をつなぐには、SNSだけではだめ。本当に地域に入り込まないと地域は繋がらない。

最後に軽く、地域通貨ピーナッツの話。壁の穴というレストラン。1000円の商品、現金900円と100ピーナッツ。30万ピーナッツ動いた。つまり270万円の現金が入った。

TRYWARP: http://trywarp.com/
地域通貨ピーナッツ: http://www1.seaple.ne.jp/murayama/

◆新上五島町コミュニケーシィンポータルサイト「みっか」 長崎県新上五島町情報化推進室 竹内和朗氏

新上五島町を多くの人に知ってもらいたいために始めたのが「みっか」
長崎の西にある。五島列島の北の方。長崎港まで77km。佐世保まで60km。
豊かな自然環境。本土とは高速船で約1時間半。半農半漁。複雑な地形のため、農業はほとんど自家消費。
漁業は盛んだったが、最近は資源枯渇・燃料高騰で非常に厳しい環境。人口の流出が激しい。現在、24000人くらい。S35頃の半分。
みてみっか。こうてみっか。いってみっか。

こうてみっかの話。十分なお金が回っているとは言えない。原因は、新上五島町自身が、みなさんに認知されていないことだと思う。こうてみっか用のチラシやCMを、大学生と一緒につくった。

新上五島町:http://official.shinkamigoto.net/
みっか:http://www.kamigoto.jp/

◆岡山のコミュニティサイト「スタコミ」 (株)スタンダード 代表取締役 ムラカミヨシコ氏
スタコミ:http://sns.standardnet.jp/

2006/8に創業。運営コンセプト。
人と情報とモノの新しいコミュニティの創出
暮らしのプラスな情報とポジティブなエネルギーを岡山の人々に届けよう。
仕事や家族、そしてモノづくりや趣味に対して、誠意と愛情を注いでいる多くの人たちの想いを届けよう。
そしてみんなで一緒に新しい暮らしの「スタンダード」を創っていこう。

創業と同時に、スタコミを始める。現在、2290人。10000PV。男女半々。20代後半から30代が多い。
フリーペーパー shoppyと連携。岡山市商店会連合会(http://www.shishoren.com/)が発行。デパートやスーパー、商店街など26団体が加盟。実は、この情報誌にデザイナーとして参加したのがスタコミとの連携のスタート。

shoppyの表紙の女性は、スタコミのユーザー。ユーザがオフ会の感覚で、店を取材。自身のお金で商店街にお金を落としてくれる、といううれしい副産物。shoppyの知名度をスタコミでUP。これは、「みんなで食べに行こう」というコミュニティが元々あったのが始まり。まずは、管理人さんにコンタクト。その後も、管理人さん中心に進めていただいている。

スタコミからすれば、shoppyが顧客。スタコミのメリット。スタコミのPR効果。既存ユーザのモチベーションUP。新規ユーザ獲得。

スタコミのローンチは、制作会社をやっていた。これが現在の母体会社。

◆Q&A

Q: こうてみっかのターゲットは?
A: いいものは商品としてあるから、地域を他の人に知ってもらえれば、みんなが自分たちの自信になり、自分たちの良さを再発見してもらえるのではないか、と思う。
SNSと連携して良かったのは、海外を含め、いろいろな人にしってもらったこと。

Q: 東京都北区でもECをやりたいが、商店街でやっても、最終的には個人商店とのやりとりになり、難しい問題がある。そのあたりについて教えて欲しい。
新上五島町の場合、小さい自治体で顔が見える。クロネコヤマトさんと提携してやっている。

Q: みっかの制作主体
以前は、田舎は行政主体。今は、市民主体にするために、協議会を作った。EC、学校ブログ等々、たくさんのアイデアが出た。そこで総務省の補助金の採択がちょうどよくあり、作れた。

Q: 宇部っちゃ:SNSのランニングコスト。数年で稼ぎ出さなければならない。商業ベースの書き込みをSNSでは削除しているが、別に書き込みOKなポータルを作ろうという話になった。一方で、既にポータルもあるし、紙媒体もある。そのあたりのバランスは。
A: 正直なところ分からない。が、きっかけは、紙だと思う。
探りながら、やってきながら。ただ、間違いなく、ネットだけでは広がらない。比率までは具体的には分からない。模索しながら。

Q: 庄司さん。みかんさん、スタコミさんへ
 商店街からの反応はどうですか?
A: みかん
コミュを使って、上手に商品開発にまでつなげたケーキ屋さんもある。
ランチ情報はとても重要。うまくいっている
A:スタコミ
shoppyは、最初のキッカケ。個々の店がITの活用に上手くつなげられるかどうか、によって違う。
グルメは広がりやすい。

◆静岡県立大学国際関係学部准教授 湖中真哉氏

お金にならない価値をどう評価するか。地域SNSとかも。ソーシャルキャピタルとか。
地域の人材発掘とか。地域アイデンティティも計れない。これを目に見えるようにするのが、地域通貨や地域メディア。
ただ、評価の仕方や度合いを間違えると難しい。やりすぎると、地域通貨も法定通貨とかわらなくなる。いいかげんに楽しくやる、というのが重要。さじ加減。ゆるい評価。

地域にお金を回す。地域の中で回す、さらにつなげること。需要と共有を。消費者目線の重要性。そのための情報提供。フリーペーパーも地域SNSも、いいだろう。今度は、地域と地域をつなげることができるかが、次。渋谷のRの話(スコッチ注:おそらくサービスグラントのこと)、地域を越えてもボランタリーな行動を地域通貨で支払う。

◆摂南大学経営情報学部准教授 久保貞也氏

ひとものかね。この間を取り巻く情報が上手くデザインされるかどうかが重要。小さい自治体の方が、そこらへんうまくいく。
楽市楽座。座のお金を取らないが、情報が入ってくるというメリットを得た。組み合わせる。この場がその機能を。

◆一人ひとこと
運営者が儲けないと始まらない
ピーナッツの話しすぎてごめん
みっかをよろしく。してみっかに登録してね。
地域に関わることが事業になるように頑張る

【分科会3テーマ 「地域SNSの新展開】

 コーディネーター 
   (財)地方自治情報センター上席研究員 井上賀 博氏
  コメンテーター
   兵庫県企画県民部長 牧 慎太郎氏
  報告者
   兵庫県宍粟市地域SNS「E-宍粟」
    しそう観光協会会長 寄川靖宏氏 
   eーじゃん掛川
    静岡県地域情報化コーディネータ 早瀬公夫氏 
   まつさか地域SNS「松阪ベルネット」
    松阪市政策課 近田弘之氏   
   はちのへ地域SNS「はちみーつ」
    八戸市産業政策課 日山克之氏

パネリストの様子

パネリストの様子

司会の方々

司会の方々

    
◆(財)地方自治情報センター上席研究員 井上賀 博氏

 

(財)地方自治情報センター(LASDEC)による、地域SNSの活動紹介。
地域SNS間連携。新着状況(アクティビティストリーム)をOpenSNPとLASDEC-SNSで共有する実験。簡単なAPIなので、他のSNSでも実装して欲しい。

SNSはたちあげただけでは地域活性にはならない。
SNSは、ただの空箱
地域のサイトが盛り上がる → これが地域の活性化のキッカケに →
地域SNSの新展開
(S)すぐに(N)なかよく(S)酒が飲める

(財)地方自治情報センター(LASDEC): http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/cms/index.html
LASDEC-SNS: http://www.soumu.go.jp/denshijiti/ict/sns/1-1.html

◆兵庫県宍粟市地域SNS「E-宍粟」 しそう観光協会会長 寄川靖宏氏 
    
宍粟市:姫路と鳥取をつなげる道にある。森林で発展。
ひょこむからのれん分けでSNSを始める。
SNS立ち上げありきでチーム編成。

カーナビとの連携実験。

牧さん
「取り組みも新しいが、運営体制にも注目して欲しい。観光協会の会長さんがこれだけ新しいツールを使って取り組んでいるのは、めずらしい。そこに注目して欲しい。
カーナビ連携について。使う人間のために考えられたもの。パソコンはそうじゃない。テレビ、カーナビ、ケータイはどんどん人間のためになってゆく。情報コンテンツの地産地消といっていますが、これは大きな可能性がある。」

E-宍粟:http://shiso-sns.jp/

◆eーじゃん掛川 静岡県地域情報化コーディネータ 早瀬公夫氏 

元市役所。今は、家庭の事情で、掛川タクシーの経営者。
地域コミュニティ活動として「市民集会」を20年やってきた。公民の教科書にものっている。
ただ、年に1回開催するペースがせいぜい。他の方法は何かないか?という中で、電子会議室なども検討したが、そのような中、総務省の地域SNSの実証実験に出会い、参画。

地域SNSのコミュニティで、地球温暖化防止地域推進計画を市民との協働により策定。
災害訓練。
農業特派員情報コミュニティ。

持論。地域SNSは行政こそ活用すべき。パブコメより良質な意見が得られる。アンケートも簡単にできる。HPが使えない人向けに瓦版も発行。

市長のためでも、ランキングのためでもなく、市民の幸せのため

牧さん
「掛川市は、行政の市民参加のモデルケースだと昔から思ってきた。パブコメの話は、今日も発見があった。批判・陳情じゃなく、地域を良くしようとする人があつまるSNSから、パブコメ効果を得ることは素晴らしい。
あと、担当者が変わるとダメになってしまう話について。公務員が変わらないと行けない。行政職員も給料分だけ働くのではなくて、一市民として地域に貢献するべき。」

掛川市:http://ja.wikipedia.org/wiki/掛川市

◆まつさか地域SNS「松阪ベルネット」 松阪市政策課 近田弘之氏 

松阪牛が有名。合併で東西に50kmある。伊勢湾から奈良県境まで。
LASDECのSNSでサイトを始める。600ユーザ。男402、女192。平均42.6才。74,5%が市民。

地域SNSと創作紙芝居のコラボレーション。100人の市民が参加。
今後の展開。
SNSだけでは、ひろがっていかないと感じる。
現実社会との連携。まちづくり型「セカンドステージ大学」事業。まちと自分の再発見塾”ネクストドア”。
市民ディレクター、ライター養成講座。

牧さん
「どこの地域SNSも、平均年齢が40歳になる。ミクシィは20代。子育てが終わった人たちの参画。良いコミュニケーションが出来ると実際に会いたくなる。実際に会いに行ける距離というのがいい。」

松阪ベルネット:http://www.sns-matsusaka.jp/

◆はちのへ地域SNS「はちみーつ」 八戸市産業政策課 日山克之氏

LASDECの実証実験「はちのへを耕す物語」。
地域が支える農業。消費者が生産者とで、想いもリスクをわかち合う。Communiy Supported Agriculture.
地縁血縁じゃなく、ネット縁でのコミュニティ作り。複数のSNSに「はちのへ酔狂日記」配信。
(スコッチ注:めっちゃ、話早くて、まとめられない。笑)
ホッキ貝と牡蠣の抱き合わせ with 3人の見知らぬ女性 on SNS。
西日本に無名のホッキ貝を全国に広げることができた。今一日1000ケース出ている。マーケットが出来た。
八戸がスーダンに飛んだ。

牧さん
「それぞれの地域に、自分の地域を愛する人が居る。そういうような人の情熱を地域を越えてつないでいけば、日本もこれから、たのしくなるのでは。」

はちみーつ: http://sns.city.hachinohe.aomori.jp/

◆ 災害、地域間連携などもふくめて、最後に一言
寄川さん:1/17の災害防災実験の話 http://hyocom.jp/community.php?bbs_id=413
早瀬さん:生涯学習に、まちづくりへの生涯学習がある。周囲や子孫に尊敬される舞台としての地域。
近田さん:会員さん同士がつながっていく事例があった。
日山さん:いろいろなところに呼んでいただくことが多くオフ会がいい。今度函館に行く。

◆牧さん、最終総括

このフォーラムの参加者。レベル高いですよね。地域を思う人のあつまり。ネットだけではなく、オフラインでの出会いも楽しめる。ここでのつながりをぜひ。

【1日目の懇親会(その1)】

京都文教大学の学食に会場を移して、懇親会が行われました。

懇親会会場

懇親会会場

まずは、参加者全員にバッチが配られます。バッチには「よそもの」「ばかもの」「わかもの」の3種類があり、参加者が自由に選べます。
「よそもの」「ばかもの」「わかもの」は、まちづくりに不可欠な3大人種だと言われていますね。

3つのバッジ

3つのバッジ

会場は、始まる前から多くの人が入っています。なんと今日は、生ビールサーバーも設置され、日本酒もカップ3つ分(1つずつ銘柄を選べる)で100円だそうです!!安い!!

懇親会の様子

懇親会の様子

つかみはOKの挨拶からはじまり、お茶っ人メンバーのバンド演奏あり、くじ引きありで、とても盛り上がりました。

バンド演奏

バンド演奏

京都のおもてなしの心、それも歴史と観光の街「宇治」の人たちの、おもてなしパワーの凄さを、誰もが実感していました。

【1日目の懇親会(その2)】

2時間あまりの懇親の後、最後は、関西の有無を言わせずめちゃぶり的強引さで、参加者一同が一つの大きな輪になり、みんなで「明日があるさ」を歌いました。

ひとつになる参加者

ひとつになる参加者

ああいうのは、日韓ワールドカップのときや、慶応のOB会(三田会という。たいてい最後に公式応援歌「若き血」を肩を組んで歌う)以外ではやったことがありません。笑

明日があるさの歌詞カード

明日があるさの歌詞カード

【1日目の懇親会(その3)とその後】

最後に、お茶っ人への書き込みを一つの大きな巻物にしたものが、みんなの輪の中で披露されました。宇治っぽいですね!

大きな巻物

大きな巻物

このように、一つ一つが、みなさんの書き込みです。

巻物の中身その1

巻物の中身その1

巻物の中身その2

巻物の中身その2

懇親会後、参加者はいくつかのグループに分かれて、日付が分かるまで飲みました(他のグループは正式には分からないけど。笑) 

私は、杉浦さんやショージさん、慶応SFCの坪田先生達と共に、宇治第一ホテルの一階で2次会をしました。みかんの上仲輝幸さんがとてーも熱い人だと言うことが分かりました。ご自身の評価では講演が上手くいかなかったとのことだったのですが、おそらくそれは時間の問題だと思いました。個人的な感想ですが、分科会2-2「地域にお金をまわすには」は、とてもよい分科会で、あと2倍時間があれば、伝説的な分科会になったかもしれないなぁ、と思いました。

3次会は、JR宇治駅前のちゃんぽん屋の上の「kokoro」という店で2時くらいまで。
2次会から合流してきた京都のにっぴーと杉浦さんの3人で、4次会を宇治第一ホテル近くのBARで3時まで。笑

次の日は、朝から慶応SFCの坪田先生達は平等院鳳凰堂を見に行きました。
僕は残念ながら、ベーシックインカムの勉強会のため新幹線に飛び乗りました。
はじめて、行き帰り共に京都駅を乗り換えオンリーで利用した気がします。

短い時間でしたが、関東からいったかいが十分にあった、ステキな会でした!!
詳しい感想はまた、別のエントリーで。

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3 月 09

http://www.forum3.com/05/bi.htmlに行ってきました。
会場に溢れんばかりの100人ほどの参加者。

田中康夫氏、小沢修司先生のお姿も。ゲゼル研究会の人もちらほらいらっしゃいました。

会場の様子

会場の様子

今日のテーマは、社会的信用論の紹介。

—-(ここから、講演会ログ)——

今日世界で起きていることは、不況ではなく恐慌

不況:在庫調整等で乗り越えれる
恐慌:資本主義の制度的欠陥から生じる

恐慌を変えるには、システムの大変革。一つがベーシックインカム。

今世界でやられている不況対策は意味がない。
ケインズの再評価は、今日が不況ではなく恐慌であることを示しているが、世の中が注目しているのはケインズの一番面白くない部分。

ケインズが珍しく行った市民向け講演
「自分たちの孫の世代は、経済ではなく芸術や文化活動に忙しいだろう」
60年代の若者の世界的なムーブメント。ケインズの孫達の世代。彼らは毛沢東やゲバラを引いたが、実はケインズによって彼らの理想は実現できる。
資本主義の安楽死(市場の飽和。イノベーションの衰退。資源・環境の問題)を予測。
しかし、80年代、レーガノミックスによって悪い延命。リッチマン革命。金持ちへの欲望への刺激を成長の原動力にする。他人に差を付けたい(相対的要求)による経済。

資本主義の死に様。どう死ぬか。
資本の希少性がなくなっていく。過剰資本。
人類の欲望は十分に満たされているのに、資本は余っている。それが金融危機に。

それでも、ケインズに私は、一部異論。ケインズの時代は、まだ産業革命の必要性をいっていた。ただし、あの時点で実はもう産業革命は要らないほどに、人類の欲望は十分に満たされつつあったと思う。
そのせいで、要らないモノが沢山作られ、兵器・大量生産大量消費・環境問題を生んだ。

資本が希少だった時代の制度が、資本過剰の時代に恐竜のように生き残っているのが問題。

クリフォード・ヒュー・ダグラス。エンジニア出身。社会信用論。この人が、実は歴史上初ベーシックインカムを提案。ウェブレンと同世代。
調査。全労働者の総取得では、生産したものを買うことが出来ないことを証明。
当時の経済学者からは異端。
世界恐慌で、ダグラスの言い分が証明。カナダや英国の国会で発言。
社会信用論運動を展開した。
ケインズはダグラスを評価。ダグラスかマルクスが次の世界を作るだろう。

のど元過ぎればダグラス忘れる。世界恐慌が第二次大戦による軍需恐慌によってうやむやに乗り越えてしまったため。

資本の不足は、商品が不足していることによってはじまる。衣食住への強烈なニーズ。
automation化も、衣食住のニーズを満たすことに寄与した。automation化による単純労働からの解放は行われたが、労働者はちっとも余暇が増えなかった。
2割の労働者で生産はまかなえる。

生産の問題ではなく、今は、分配のフェーズへ。
金融は、すでに必要のない、生産を、さらにかりたてる仕組み。
その不要さを、銀行の不要さを、ダグラスは数理的に立証。

銀行に手を入れなければならない。
イングランド銀行。すべての銀行のモデル。対フランス戦費を調達。国家が銀行に借金をする。あたかも国家の銀行に見えるが、実は私的企業。銀行のための銀行。通貨発行権が為政者から銀行という名の金融業者に移動した瞬間。その後、イングランド帝国の影の支配者。

その後、このモデルが続いたのは、大規模な投資が必要だったから。大航海、植民地開拓・経営、産業革命。でも、今日はもう必要ない。

銀行は何をしているのか?今何をしているのか。
銀行は預かっている預金の8〜10倍のお金を貸し出している(部分準備)。急速な信用伸縮が起こると、お金は返せない。無から新しいお金を創り出している。信用創造。無いものを売って丸儲けしている。詐欺の要素すらある。無いものから価値を創り出すことは、一般的には悪ではない。すべての創造は、結合と協力によってなりたっている。ただ、銀行はそれを横からかっぱらっている存在。

世の中の90%は、銀行信用で成り立っている。負債で動いている。負債を返済する義務で動いている。国家も個人もみんな銀行からの借金を返してしまうと、現経済は止まる。借金はみんな嫌い、唯一好きな存在が銀行。日銀券は負債としてカウント。裏付けは国債。納税者を人質にとったもの。これが日銀券の信用の源泉。つまり、すべては負債で動いている。

利子は不思議なもの。企業が追い求める利潤は景気衰退により上下する。利子は、1回決まったら変わることがない。自然界でそんな存在は存在しない。利子を廃止しなければ、環境に優しい経済なんて出来ない。

国債は国家にとって好き勝手出来る都合の良い存在。利子付きの負債が銀行信用の源泉。
利子付きの負債としての銀行信用が経済で回り、その存在が増えていくと、実際に自由に使えるお金は不足している。こうやって、資本の希少性を今日に生み出している。

どうしたら、銀行を乗り越えれるか。利子的負債を無くす。そういう経済を無くす。人々の社会的結合と協力を生み出す通貨を作る。国家が発行。利子は付かない。ついたとしても、運用コストのためだけ。これが、ダグラスの第一の結論。これは古代には普通。独立時代のペンシルバニア州の成功。これを英国バンクが止めさせたかったのが、米国独立戦争の遠因という説も。リンカーンのグリーンバンク。南北戦争の戦費調達。リンカーンの暗殺の遠因説。ケネディの連邦銀行批判が遠因という説も。

太政官冊も、高橋是清も事実上、政府紙幣の発行。恐慌からの早期回復。ただし、公共の利益に対する合意と、それをきちんと実行する政府が成り立っていないと、危ない結論にもある。

自民党の一部、政府紙幣の提案。これはとんでも無い話。利権構造が解決する前に、政府紙幣を発行したら、ばらまき政治の暴走になる。しかも、政府紙幣というより、国会紙幣というべきだろう。財務省ではなく、国会の意思決定だから。

ダグラスの「A+B定理」。
企業の生産コストはAとBに分けられる。
A: 給料になり、配られる →所得・購買力
B: 減価償却費、銀行への負債の返済、他の企業への支払い、その他の外部費用(工場のたてものの維持費用など)
あたちまえですが、A < A+B . よって、労働者の所得では生産物を買えない。
利潤は企業会計のたかが数%にすぎなくて、それはメインの問題ではない、とマルクスを牽制。それよりも、銀行の介入のほうが問題、と主張した。

企業からの給与は、企業が銀行からローンで借りたもの。
企業給与者は、ローン債務者のようなもの。商品を買うことも、銀行への返済に大半は充てられる。働いて商品を買えば買うほど、Aは減り、Bは増える。ただ、Aが減りすぎると、企業も困る。物が売れなくなる。

この矛盾をごまかすための方法。その1、また銀行からローンをかりる。悪循環。
その2、輸出貿易で設ける。キャッシュ得られる。

この結果、企業会計上の数%がA。その小さなAを企業が奪い取ろうと激烈な競争している。これが今日の市場。

生産を拡大しつづけなければ、Aを継続的に労働者に共有できない。経済成長は宿命。
一方で世界はもうニーズ飽和。企業が残された世界は、よけいないもの、ぜいたくひん、危険なモノを作りしかない。

企業も銀行の被害者。
利子と負債の論理=銀行の都合でマネーを生産。本当のマネーの需要をつくっていない。
企業の負債は累積的に増大。労働者の所得は継続的に減少。

銀行→(ローン)→企業→(給与)→労働者
雇用と所得を切り離すことで、上記のメカニズムの負の連鎖を切る。
これによって、A、雇用力の保障。これが、社会信用論の課題。

公共通貨(Public Currency)の発行。
雇用と所得を切り離す。
ダグラスは、これを「国民配当」と表現。
特定の個人の労働の対価ではなく、人びとの結合と協力から生み出す共通の富, Poolから富をもらう権利はすべての人民に存在する。

文化的遺産。生産の実体は、90%は道具とプロセスを構成。労働者依存は10%。よって、必要なのは労働者の労働環境ではなく、共同体の文化的遺産による道具とプロセスの醸成。過去の何千年という遺産の上で、今日は成り立っている。よって、人類は過去の蓄積から配当をもらうことが出来る。

また、自然は驚くべき富を人類に授けている。

私は、雇用の切り離しを考えると、所得ではなく「国民配当」と表現したほうがいいのでは。
そのためには、社会的信用論に基づかないと行けない。

実際の導入は。
財源が足りない。
所得税ですると、階級闘争と思われる。
消費税でやると、何も買えないほどの消費税に。
そこで、社会的信用論に基づきPublic Currencyによって行えば、財源の問題はない。

Public Currencyをきちんと発行するには、個々人の生産能力の評価や、需要の正しい見積もりなどを行わなければならない。

雇用によってしか所得を得ることが出来ない。というのは古い。
雇用によってしか、富を分配できなかった時代の話。
雇用を守るのではなく、所得への自由こそ重要。

有能でしっかり働く人が地球を壊している残念な状態。本来は、文化の普及などに尽くし、購買能力で社会に貢献してもらえばいい。

お金の考えを変えなければならない。切符を神棚に飾る人はいない。使って電車に乗る。お金も本来的には同じ存在。
分配の手段であったお金が、銀行によって生産の手段にさせられている。
お金は、電気や水のようなインフラのようなもの。力や特権はもはやない。

人民が合意に基づき、発行される公共通貨Public Currency.

こういうことを20世紀初頭にダグラスは言っていた。偉大な人であった。

PCには賛成しても、BIには反対する人が多いだろう。
お金が辛い労働に対する報いだと思っている、古い考え方から、人生を楽しむためのインフラとしての考えに変えられないものか。

ダグラスの3つの主張
1) Public Currency
2) 国民配当、BI
3) 正当価格 (Just price)

正当価格とは?
需給ギャップ、例えば25%、発生したとする。小売りが25%割り引く。小売りを政府が補填。
割引保障。
消費税と180度反対のモノ。
売れば売るモノを売るのは否定されていない。
価格をつり上げることが否定されている。

上記3つによって、生産と消費のバランスが取れた経済が持続できる。

国立銀行:公共通貨(公共性の高い事業に投資) →(無利子で貸し付け) → 企業
企業  →(賃金) → 勤労者・庶民 → 小売り
国立銀行:公共通貨  →(国民配当) → 勤労者・庶民 → 小売り
企業  →(生産:商品)→ 小売り
国立銀行:公共通貨  →← 小売り (割引保障)

社会信用論に基づく主な金の流れ

社会信用論に基づく主な金の流れ

額はいくらが良いか?
バランスはあるだろう。
cf)米国の今。クックプラン。成人10万円。

公共通貨の適正なマネジメントができることによって、税金という無駄の多いシステムを大幅に廃止できる可能性すらある。

BIもPCも、千差万別、山ほど具体的な実行プランがある。原則3つを維持すれば。

現代は、右とか左とかではない。
所得は雇用によるモノなのか、それとも自然権の一部なのか。
マネーは特権と権力の行使を実現するモノなのか、万人が人間的な生活を行えるためのインフラなのか。

アメリカでも、BIの主張がなされている。早い内に、日本にも連鎖が起きるかもしれない。

—(以下、質疑応答、一部もれあり。)————-
Q&A

Q:余計な消費を生み出し、無駄な生産を生み出すことにならないか?
A:ダグラスの理論の根底は、もう既に消費欲は満たされているという前提。
企業が創り出す消費欲はもう必要ない。
一方で、家がないなど、ベーシックな消費が満たされていない人たちがいる。
よって、衣食住+αを対象にする。
ゼロ成長に近くなるのでは。
無駄な生産を生み出すことになるかならないかは、社会創造論の範囲外。

Q:貿易の問題。小国、例えばトンガでは、通貨の信用が落ちて、貿易体制から排除されるのではないか?
A:
大国や小国、どちらも問題がある。
小国こそ、貿易が必要。
小国の連携が必要だと思う。
今日は、政治の話はしなかった。
大国の場合。中央集権国家はだめとか、本当に人民の声を集約できる仕組み作りとか、いろいろな修正が必要。
おっしゃるとおりトンガでは難しい。IMF体制ではない仕組みが必要。

Q:雇用と所得の切り離し。前に関さんは、労働と地位を切り離すとも言っていた。
日本人の働くことの美学からくる反論は?

A:
悠々自適生活を実現することはBIではそもそもむり。ギリギリの衣食住が保障される。
プロフェッショナルな職は別として、大抵の勤労庶民はカジュアルな仕事になるのではないか。
今だって、働かずに非行に走る人もいる。
文化に貢献している人もいる。
人間が一斉に怠けるかは分からない。
物欲より社会的認知が働く動機ならば、所得保障があっても、人々は他人に認められたい欲求から働くだろう。
3K労働をやる人はいなくなるかもしれない。これは課題。
ゴミ収集は市民で交代でやるとかか。
高給を払うか。でも、それがいいのか。
社会的名誉を与えるか。

Q: 社会信用論において、国民が企業に投資できないのか?
A: それは、実際に制度設計する際の判断。
社会信用論全体のお金の流れを破綻させなければ、国民による企業への投資は制度に入っても・入らなくてもよいだろう。

Q: 税金なくても国家にお金は戻る?
A: 原理的には必須ではない。図は簡略化している。
必要かどうかは、詳細の制度設計で変わる。

Q: ヴェルナーらが、マネーや信用について触れないのはなぜ?
A: 福祉国家の延長で考えているからではないか?

Q: 大衆に受け入れるアイデア
A: 実例の話としてグリーンバンクなどを知らせていく。
アラスカ州は、BIしている。石油の粗利を一律年36万円くらい配っているが、アラスカでインフレが起きているとか、怠け者が増えているとか言う話は聞いたことがない。
雇用(勤労)されないで所得のはけしからん、という反論は、しっかり対話するしかないのではないか。
現行ですら、不労所得はある。
BI導入でテロになるような反対意見はないだろう。

Q:生活保護法は上手く機能していないと現場からも感じている。BIに期待。現物支給との関係。
A:あまり詳しくない。
障害者だとBIだけではたりない。医療保険もカバーできない。
(白崎さんの方が詳しい)
現物は残さなければならないと思う。

Q:ネーミングの話。
A:ダグラスは国民を使っている。
日本では、市民配当という名前の方が良いかもしれない。
国民経済を前提とした議論が元々だから。グローバル経済を前提としたBI論はより困難。

Q:現実可能性は見えたが、その理想へどうやって移行していくのか、というプロセス?
A:徐々にでしょうね。一気には、大混乱。
マネーが生活インフラだという認識作りが先。階級闘争になってはならない。
日本銀行も株式市場も残すが、無からの信用創造を徐々に禁止していくとか。
ただ、その間に、どんどん、餓死で死んでいく人はいる。
なので、BIとは思想的レベルがぜんぜん違うが、緊急で実行できる妥協的制度として「負の所得税」もありうるのではとは思う。
ただ、最終的には妥協は出来ない。無からの信用創造の禁止とか。

Q:以降の単位は?
A:地域銀行の方が良いという考えもある。
中規模国家の国民経済を想定した議論が多い。

Q:割引保障について
A:一律マクロ計算で割り引く

Q:割引保障について
A:一律マクロ計算で割り引く
統計が重要

Q:国債の借金がなくなる可能性があるという点?
A:テクニカルには、いろいろある。出来たPCを銀行で受け取ってくれるかどうか。
ただ、最初に所得保障として導入すれば庶民は受け取る。そうなると、銀行も無視できない。
そうなれば、理論的には、銀行が持っている国民の負債はPCで徐々に買い取っていける。
銀行の抵抗をいかに防ぐか。

Q:BIは、個人の自由を広める一方で、経済に対する国家の関与度を上げるのでは?そのバランスでは。
A:
国立銀行は政策はしていない。気象台のようにデータを集め、分析した結果を機械的に通貨のコントロールに使う。個人の行き方には干渉しないと考えられる。BIも、ミーンズテストがなくなる分、自由に。
ダグラスの動機は、個人の自由を広めること。

ダグラスは、マネーは命令だ、とも言っている。報い。銀行が社会に命令をしているのが問題。そういう意味ではBIは命令権を全ての人に渡す。

Q: 京都市立大学でBIを推進。    小沢修司先生、今日の話を補足したい。
BIにも様々な形がある。ダグラスはその一つ。また、BIだけではすべて解決できない。現物給付も必要。

名前の話。社会配当論。ベーシックインカムというカタカナ語を使い続けるのは、日本語にしてしまうことによる思考停止とイメージの一人歩きを避けるために、やっている。

給付付き控除
民主党の児童手当
など。
雇用と所得を切り離さなければ、人々の生存を保障できない。

田中康夫

財源という言葉もつくられたもの。
智恵を作った人ではなく、智恵を出した人に配られるのが、この配当、と捉えました。



今日は政治のことは極力省いたが、実際には絶対に避けて通れない。

Q: 政治リーダーが出てくるか、ということが一番難しいのではないか。
A: 突然の救世主の登場ではないだろう。
徐々に。
リーダーは教育者。
発掘しなければならない。

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