11月21日、SFC-ORFにて講演会『ポスト金融資本主義のカギは地域にある?』を開催します

講演会のお知らせ:ポスト金融資本主義のカギは地域にある?

今年も、私がリーダーをつとめます慶応大学DMC機構「共感動経済とP2P2.0プロジェクト」は、来る11月21日SFC-ORFにて講演会を開催します。
テーマは「ポスト金融資本主義のカギは地域にある? 〜地域主体の社会経済の再生とデジタルメディア・コミュニティ」です。

開催概要

タイトル ポスト金融資本主義のカギは地域にある? ~地域主体の社会経済の再生とデジタルメディア・コミュニティ
日 時 2008 年 11 月 21 日 (金) 13:00-14:30
会 場 六本木アカデミーヒルズ40 オープンセッション会場3 キャラントD
主 催 慶應義塾大学 DMC機構「共感動経済と P2P 2.0」プロジェクト
参加費 無料(参加手続きも必要ございません。)
その他 本講演は、SFC Open Research Forum 2008の一部として行われます。ご不明な点は、こちらからメールにてご連絡ください。

昨年のSFC-ORFでは、「資本主義の次の社会を考える」と題して、金融資本主義の暴走が実体経済に与えるネガティブな影響の危うさと根本的な変化の必要性をうったえました。残念ながら、世の中はその通りになってしまいましたが、今年は、金融資本主義の次の姿をポジティブに議論したいと思います。

今年は地域経済の疲弊など、行きすぎた金融資本主義が叫ばれる中、次なる社会経済の姿を目指して、各地域で「戦っている」方々をお迎えして、パネルディスカッション形式で、これからの地域コミュニティの在り方と、それを支援する地域SNSといったデジタルメディア・コミュニティの可能性を議論します。

また、私たち共感動経済とP2P2.0プロジェクトが開発・研究を重ねている共感検索エンジンCompassや、電子地域通貨i-WAT等の各種技術が果たす役割と可能性について議論します。

パネラーのご紹介

杉浦裕樹 さん:

http://iddy.jp/profile/yokohama/
舞台監督として、音楽・ダンス・芝居などの現場づくりを経験した後、渋谷地区の地
域情報化進展度調査「渋谷Jマトリックス」(東京商工会議所渋谷支部)や、原宿のまち
づくりなどの地域経済活性化や情報化のプロジェクトに関わってきた。
2002年にまちづくりに取り組む非営利団体「横浜コミュニティデザイン・ラボ」を、横
浜市市民活動共同オフィス内に「クリエイティブサポート横浜」を設置。2004年
にWEB新聞「ヨコハマ経済新聞」を開設、編集長となる。2007年4月より、横浜開
港150周年に向けて設置された横浜地域SNS「ハマっち!」を運営支援。今年度は、文部
科学省「地域SNSを活用した家庭教育支援に係る調査研究事業」、地域情報化のソリュー
ションを提供するLLC「インフォラウンジ」でのWEBシステムの研究開発、横浜のシティ
プロモーションを研究する「観光情報学会横浜研究会」の設立準備、横須賀市の「ヨ
コスカ地域ブランディングプロジェクト」の企画・コーディネートなどに取り組んで
いる。

嘉村賢州 さん:

http://homes-vi.com/
特定非営利活動法人場とつながりラボhome’s vi 代表理事
IT企業の営業を経験後、大学時代より進めていたITによる地域活性システム「京都サーチ縁人」が独立行政法人情報処推進機構「平成14年度未踏ソフウェア創造事業」に採択し、仲間とともに法人設立にいたる。その活動の中で、NPOをはじめとする社会起業家の人達と出会い、社会起業家向けコンサルタントとして独立。学生時代から6年間、自らの住居である町家の一階を「一見さんお断りコミュニティ 西海岸」と称し、24時間開放。メンバーの紹介により一度遊びに来ると、それ以降は24時間自由に出入り自由の場を作り、そこから様々な社会起業的プロジェクトや、人材のマッチングが生まれる。その経験やノウハウを組み合わせ、人が集まる様々な「場」の中での、創造的な話し合いや交流が行われる独自の先進的場づくり手法によって、まちづくりや組織の活性を行う活動を展開する。
2008年に人づくり・場づくり・まちづくりを行うNPO場とつながりラボhome’s viを立ち上げる。同NPOにて、「京都市未来まちづくり100人委員会」「京都きずなサミット」などの活動を手がけている。

株式会社 巡の環 信岡 良亮さん

http://www.megurinowa.jp/
島根県隠岐郡海士町にて、持続可能なまちづくりを実現するために株式会社巡の環を創業。現在は、海士町のまちづくりのテーマの一つである「島全体を大学化する」構想の実現に向けて、海士町の交流促進事業の一部の事務局機能や、広報機能の一部を担っている。
http://www.oki-ama.net/
海士町(あまちょう)は島根県隠岐郡の町。隠岐諸島の島前3島のひとつで中の島に位置します。
面積は33.5平方キロ、世帯数は1,100世帯、人口2,451人(2007年8月末)の離島で、外部からのIターンが200名を越えるというユニークなまちづくりで注目を集めています。

森野栄一さん:

http://www.grsj.org/
ゲゼル研究主宰。経済評論家。 慶應義塾大学DMC機構専門員。
1999年 NHK・BS[エンデの遺言]の番組制作に参加・監修。その後、まちづくりのアドバイスや地域通貨の普及活動に努めている。
共感動経済とP2P2.0プロジェクトのアドバイザー。

ファシリテーター(司会):

須子 善彦:
https://www.scommunity.net/
慶應義塾大学DMC機構特別研究助教
共感動経済とP2P2.0プロジェクトのリーダ

本プロジェクトからの研究紹介スピーカー:

池本 修悟 (特定非営利活動法人 NPO 事業サポートセンター 専務理事)
小池 由理 (SFC研究所 上席所員(訪問))
須子 善彦 (DMC 機構 助教)
斉藤 賢爾 (DMC 機構 専任講師)

このセッション(パネルディスカッション)について:

このセッションは、慶應義塾大学デジタルメディアコンテンツ統合研究機構(DMC機構)のSFC-ORFへのスポンサー参画によって、DMC機構の斉藤賢爾専任講師の担当で行われています。SFC-ORFのご案内では、セッション名が単に「共感動経済と P2P 2.0 プロジェクト デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構/斉藤賢爾」となっておりますので、ご注意ください。
共感動経済とP2P2.0プロジェクトは、文部科学省科学技術振興調整費戦略的研究拠点育成プログラム受託事業の支援によるものです。

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