3/7,8日に開催された「第4回地域SNS全国フォーラム」に、1日目のみ参加してきました。
以下、京都のSNSで実況中継したものを再編集して、アップします。

【オープニング】

宇治、京都文教大学で「第4回地域SNS全国フォーラム」一日目が始まりました!!

受付から地域の方がやられているようで、手作り感溢れるよい雰囲気です。
会場には、300人を越える参加者(若い人も、女の人多い!)が参加されており、4回目にも関わらず、まだまだ熱気があります。

会場の様子

会場の様子

写真:会場の様子

会場の外にあった看板

会場の外にあった看板

写真:会場の入り口で見つけた、手作り感溢れる看板

受付の様子

受付の様子

写真:同じく、手作り感溢れる受付 by 地元の皆さん

オープニングに行われた宇治田楽

オープニングに行われた宇治田楽

写真:オープニングに行われた宇治田楽の様

運営は、宇治の地域SNSである「お茶っ人」のメンバーを中心としたボランティアのみなさんだそうです。

【開会講演(兵庫県企画管理部長 牧 慎太郎 氏)】

開会講演の様子

開会講演の様子

冒頭で「行政とか、こういう内容の勉強会をやると、だいたいお客さんは、付き合いで参加される方が多いのですが、地域SNS全国フォーラムだけは違いますね。みなさん、個々人の問題意識で自発的に参加されている方ばかりで、壇上に立つと、みなさんからの熱気がバシバシつたわってきます。」という挨拶が、まさにそのとおりで、印象的でした。

現在、講演の内容は、地域SNSの歴史・可能性、といったことをお話されています。あとで、スライドのデータをいただけるとうれしいですね。

◆mixiとは何が違うのか
1) ICTによる時空を越えた情報共有・個人のエンパワー(mixiもこれは同じ)
2) リアルに出会える人という制限が生む安心さ
3) 地域のツールだが、参加したい人しか参加していない
これらが、地域のソーシャルキャピタルを醸成する。
(この点は、庄司さん和崎さんと書いた地域SNS本でも書いていましたね。)

◆地域SNSが成功するために、継続的な成長

最初の数ヶ月は、立ち上げメンバーの知人ネットワークなどによって、ぐんぐん成長する。しかし、そのあと大抵は、衰退する。それにならずに、いかに成長できるかは、それまでに、いかのそのサイトが「地域のニーズを捉えているか」。
安心・安全は、そのニーズの一つ。
後見人制度のよさのケース。風俗の人が入ってきて活動したとき。変な人への不安が指摘された際、そのユーザの後見人が降りてしまった。後見人を失うと強制退会になる。これが有効に働いた。

◆ひょうご情報交流戦略(H19.3策定)「情報コミュニティづくりの推進」の解説

さわりだけ。
カーナビゲーション連携。その日の朝に書かれた地域情報(特売情報とか)をドライバーに提供。日産自動車(CARWINGS)との共同研究。
詳しくは第三分科会にきてね。

【分科会1「地域SNSの多様な個性、地域性】

コーディネータの和崎さんが、第3回までの全国フォーラムの話をしました。
次に、庄司さんが、3分で分かる地域SNS

地域SNSは、行政、NPO様々な運営主体がある。また、対象の広さも、県全体から、一つのマンションまで、たくさんある。

パネリストのみなさん

パネリストのみなさん

パネリストのみなさん

パネリストのみなさん

けいはんなSNS(大阪市立大学 生活科学部 教授 藤田忍 氏)
240人くらい。任意団体(けいはんな地域SNS研究会)で運営している。OpenPNEベース。
紙芝居
雑学大学
オフ会17会。これ大事。伏見で酒倉見学とか。

大津SNS (大津市役所情報システム課) 早瀬 薫 氏
市がやっている。1800人くらい登録。OpenPNEベース。
行政の地域計画の実行のために始めた。
行政がSNSをやっている意味が見えなくなってきたのが今年の課題。
でもみんなが楽しんでくれている。
行政の関わり方をもう少し考えて、意味を見出したい

(岸田 清一郎氏 滋賀県高島市役所情報統計課)
琵琶湖の西側にある。合併で広域化。ブロードバンドも整備されていない。
合併して最初に光ファイバーの整備。
滋賀県からの紹介でSNSを。県内初を狙ったが、大津市に先越された。笑
民間からアイデアをもらうために、地域SNS研究会を発足。
314人ユーザ。より増えるにはどうしたらいいか、今の悩んでいる。
現在抱えている課題。行政で担当者がすぐに変わること。

お茶っ人(小林 美佐子 氏 宇治大好きネット広報部長)
運営側からのプレゼン。
1700人。今年度の目標を達成!!コミュ315件。オフ会がすごい。
日記925件。男性57.4%。宇治市53.4%。4分の1が京都府以外。
平成18/11/3から開始。
運営主体は、宇治大好きネット。約60人で運営。NPO法人化を進めている。
総務省の委託で始まる。対象は、顔が見える。東京からでも来てくれたらWelcome!

どの地域も、それぞれの地域の特徴を活かして様々な運営スタイルを模索している。

【物産市の様子】

そして、これが物産展の様子
物産展には、宇治だけでなく、全国からの出展がありました。

物産展の入り口

物産展の入り口

物産展の様子

物産展の様子

出展は全国から

出展は全国から

宇治茶の試飲。京都の名産。

 

宇治茶

宇治茶

京都の名産

京都の名産

そして、フェアトレード製品やチャイなど、国際的な色もありました。

フェアトレード商品とチャイ

フェアトレード商品とチャイ

物産展で、一際大きい声が上がっていたところがあったので、行ってみたら、横浜の「ハマっち!」の人たちが、横浜150周年記念イベントの前売り券を特別割引価格で売っており、お買い上げされた方がいらっしゃったようでした。笑

横浜ブース

横浜ブース

横浜開港150周年イベントのチケットを販売する様子

横浜開港150周年イベントのチケットを販売する様子

最後の写真は、「ハマっち!」の「!」が抜けているのを手書きしている様子。笑

ハマっち!

ハマっち!

【分科会2-2「地域にお金をまわすには】
コーディネーター 
   NPO法人TRYWARP代表理事 虎岩雅明氏
  コメンテーター
   摂南大学経営情報学部准教授 久保貞也氏
   静岡県立大学国際関係学部准教授 湖中真哉氏
  報告者
   西千葉コミュニケーションサイト「あみっぴぃ」
    ゆりの木商店街会長 海保 眞氏
   新上五島町コミュニケーションポータルサイト「みっか」
    新上五島町情報化推進室 竹内和朗氏
   みかん(みんなのかわらばん)
    紀伊民報製作部 上仲輝幸氏
   岡山のコミュニティサイト「スタコミ」
    (株)スタンダード 代表取締役 ムラカミヨシコ氏

コーディネーターの虎岩さんは、当初コメンテーターの一人として依頼されたのですが、急遽、コーディネーターになったとのことでした。笑

分科会2-2の様子

分科会2-2の様子

この分科会は、地域にお金をまわすには、ということで、虎岩さん達の地域である西千葉での地域通貨のようは話ももちろんですが、地域SNSでのビジネスモデルといった話も出てくるようです。

コメンテーターの方も、紀伊民報というメディアの方や、デザイナーの会社の方など、多岐にわたっています。

◆みかん(みんなのかわらばん) 紀伊民報製作部 上仲輝幸氏
イベントカレンダー
公開サイトとクローズドを選択可能
ニュースサイト(http://www.agara.co.jp/)
SNSのオープンサイト スポーツサイト「和歌山スポーツ」
フリーペーパーのと連動。SNSのデータを利用したホームページ制作「eメイド」
AGARA「災害サイト」http://www.agara.co.jp/

みかん(みんなのかわらばん) : http://mican.kiilife.jp/

◆西千葉コミュニケーションサイト「あみっぴぃ」 ゆりの木商店街会長 海保 眞氏

あみっぴぃの誕生秘話を話そう。

1999年から地域通貨ピーナッツの団体に参加。
お金(日本円)じゃないものを使って、地域が良くなるって本当!というのが多くの反応。その中で、一人参加した。10年間とてもすごいことがおこった。問題もあったが想像以上だった。ピーナッツも招待制、という意味では地域SNSににている。ピーナッツのメンバーになるには、会って「あみーご」と握手して挨拶する。地域通貨は会わないと使えない。街中でも会えない間の時期がある。それをつなぐのに地域SNS。

TRYWARPの設立当初。事務書のお金を捻出するのは大変。ピーナッツで支払って良いよ、50000ピーナッツと言った。大学生が来てくれれば、地域が明るくなるから。1時間1000ピーナッツ。そういうことを通して虎岩さんと繋がったのがよかった。TRYWARPさんがパソコン教室を始めた。最初はパソコンなどくそくらえと思ったが、虎岩さんに第一回パソコン教室に誘われたので、行かないわけにはいかない。それが、今の自分の始まり。

mixiを知って、虎岩さんを持って行った@壁の穴というレストラン(ピーナッツの代表)。虎岩さんは既に知っていた。そして、あみっぴぃが始まった。

最初に人のつながりがあった。本当に地域をつなぐには、SNSだけではだめ。本当に地域に入り込まないと地域は繋がらない。

最後に軽く、地域通貨ピーナッツの話。壁の穴というレストラン。1000円の商品、現金900円と100ピーナッツ。30万ピーナッツ動いた。つまり270万円の現金が入った。

TRYWARP: http://trywarp.com/
地域通貨ピーナッツ: http://www1.seaple.ne.jp/murayama/

◆新上五島町コミュニケーシィンポータルサイト「みっか」 長崎県新上五島町情報化推進室 竹内和朗氏

新上五島町を多くの人に知ってもらいたいために始めたのが「みっか」
長崎の西にある。五島列島の北の方。長崎港まで77km。佐世保まで60km。
豊かな自然環境。本土とは高速船で約1時間半。半農半漁。複雑な地形のため、農業はほとんど自家消費。
漁業は盛んだったが、最近は資源枯渇・燃料高騰で非常に厳しい環境。人口の流出が激しい。現在、24000人くらい。S35頃の半分。
みてみっか。こうてみっか。いってみっか。

こうてみっかの話。十分なお金が回っているとは言えない。原因は、新上五島町自身が、みなさんに認知されていないことだと思う。こうてみっか用のチラシやCMを、大学生と一緒につくった。

新上五島町:http://official.shinkamigoto.net/
みっか:http://www.kamigoto.jp/

◆岡山のコミュニティサイト「スタコミ」 (株)スタンダード 代表取締役 ムラカミヨシコ氏
スタコミ:http://sns.standardnet.jp/

2006/8に創業。運営コンセプト。
人と情報とモノの新しいコミュニティの創出
暮らしのプラスな情報とポジティブなエネルギーを岡山の人々に届けよう。
仕事や家族、そしてモノづくりや趣味に対して、誠意と愛情を注いでいる多くの人たちの想いを届けよう。
そしてみんなで一緒に新しい暮らしの「スタンダード」を創っていこう。

創業と同時に、スタコミを始める。現在、2290人。10000PV。男女半々。20代後半から30代が多い。
フリーペーパー shoppyと連携。岡山市商店会連合会(http://www.shishoren.com/)が発行。デパートやスーパー、商店街など26団体が加盟。実は、この情報誌にデザイナーとして参加したのがスタコミとの連携のスタート。

shoppyの表紙の女性は、スタコミのユーザー。ユーザがオフ会の感覚で、店を取材。自身のお金で商店街にお金を落としてくれる、といううれしい副産物。shoppyの知名度をスタコミでUP。これは、「みんなで食べに行こう」というコミュニティが元々あったのが始まり。まずは、管理人さんにコンタクト。その後も、管理人さん中心に進めていただいている。

スタコミからすれば、shoppyが顧客。スタコミのメリット。スタコミのPR効果。既存ユーザのモチベーションUP。新規ユーザ獲得。

スタコミのローンチは、制作会社をやっていた。これが現在の母体会社。

◆Q&A

Q: こうてみっかのターゲットは?
A: いいものは商品としてあるから、地域を他の人に知ってもらえれば、みんなが自分たちの自信になり、自分たちの良さを再発見してもらえるのではないか、と思う。
SNSと連携して良かったのは、海外を含め、いろいろな人にしってもらったこと。

Q: 東京都北区でもECをやりたいが、商店街でやっても、最終的には個人商店とのやりとりになり、難しい問題がある。そのあたりについて教えて欲しい。
新上五島町の場合、小さい自治体で顔が見える。クロネコヤマトさんと提携してやっている。

Q: みっかの制作主体
以前は、田舎は行政主体。今は、市民主体にするために、協議会を作った。EC、学校ブログ等々、たくさんのアイデアが出た。そこで総務省の補助金の採択がちょうどよくあり、作れた。

Q: 宇部っちゃ:SNSのランニングコスト。数年で稼ぎ出さなければならない。商業ベースの書き込みをSNSでは削除しているが、別に書き込みOKなポータルを作ろうという話になった。一方で、既にポータルもあるし、紙媒体もある。そのあたりのバランスは。
A: 正直なところ分からない。が、きっかけは、紙だと思う。
探りながら、やってきながら。ただ、間違いなく、ネットだけでは広がらない。比率までは具体的には分からない。模索しながら。

Q: 庄司さん。みかんさん、スタコミさんへ
 商店街からの反応はどうですか?
A: みかん
コミュを使って、上手に商品開発にまでつなげたケーキ屋さんもある。
ランチ情報はとても重要。うまくいっている
A:スタコミ
shoppyは、最初のキッカケ。個々の店がITの活用に上手くつなげられるかどうか、によって違う。
グルメは広がりやすい。

◆静岡県立大学国際関係学部准教授 湖中真哉氏

お金にならない価値をどう評価するか。地域SNSとかも。ソーシャルキャピタルとか。
地域の人材発掘とか。地域アイデンティティも計れない。これを目に見えるようにするのが、地域通貨や地域メディア。
ただ、評価の仕方や度合いを間違えると難しい。やりすぎると、地域通貨も法定通貨とかわらなくなる。いいかげんに楽しくやる、というのが重要。さじ加減。ゆるい評価。

地域にお金を回す。地域の中で回す、さらにつなげること。需要と共有を。消費者目線の重要性。そのための情報提供。フリーペーパーも地域SNSも、いいだろう。今度は、地域と地域をつなげることができるかが、次。渋谷のRの話(スコッチ注:おそらくサービスグラントのこと)、地域を越えてもボランタリーな行動を地域通貨で支払う。

◆摂南大学経営情報学部准教授 久保貞也氏

ひとものかね。この間を取り巻く情報が上手くデザインされるかどうかが重要。小さい自治体の方が、そこらへんうまくいく。
楽市楽座。座のお金を取らないが、情報が入ってくるというメリットを得た。組み合わせる。この場がその機能を。

◆一人ひとこと
運営者が儲けないと始まらない
ピーナッツの話しすぎてごめん
みっかをよろしく。してみっかに登録してね。
地域に関わることが事業になるように頑張る

【分科会3テーマ 「地域SNSの新展開】

 コーディネーター 
   (財)地方自治情報センター上席研究員 井上賀 博氏
  コメンテーター
   兵庫県企画県民部長 牧 慎太郎氏
  報告者
   兵庫県宍粟市地域SNS「E-宍粟」
    しそう観光協会会長 寄川靖宏氏 
   eーじゃん掛川
    静岡県地域情報化コーディネータ 早瀬公夫氏 
   まつさか地域SNS「松阪ベルネット」
    松阪市政策課 近田弘之氏   
   はちのへ地域SNS「はちみーつ」
    八戸市産業政策課 日山克之氏

パネリストの様子

パネリストの様子

司会の方々

司会の方々

    
◆(財)地方自治情報センター上席研究員 井上賀 博氏

 

(財)地方自治情報センター(LASDEC)による、地域SNSの活動紹介。
地域SNS間連携。新着状況(アクティビティストリーム)をOpenSNPとLASDEC-SNSで共有する実験。簡単なAPIなので、他のSNSでも実装して欲しい。

SNSはたちあげただけでは地域活性にはならない。
SNSは、ただの空箱
地域のサイトが盛り上がる → これが地域の活性化のキッカケに →
地域SNSの新展開
(S)すぐに(N)なかよく(S)酒が飲める

(財)地方自治情報センター(LASDEC): http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/cms/index.html
LASDEC-SNS: http://www.soumu.go.jp/denshijiti/ict/sns/1-1.html

◆兵庫県宍粟市地域SNS「E-宍粟」 しそう観光協会会長 寄川靖宏氏 
    
宍粟市:姫路と鳥取をつなげる道にある。森林で発展。
ひょこむからのれん分けでSNSを始める。
SNS立ち上げありきでチーム編成。

カーナビとの連携実験。

牧さん
「取り組みも新しいが、運営体制にも注目して欲しい。観光協会の会長さんがこれだけ新しいツールを使って取り組んでいるのは、めずらしい。そこに注目して欲しい。
カーナビ連携について。使う人間のために考えられたもの。パソコンはそうじゃない。テレビ、カーナビ、ケータイはどんどん人間のためになってゆく。情報コンテンツの地産地消といっていますが、これは大きな可能性がある。」

E-宍粟:http://shiso-sns.jp/

◆eーじゃん掛川 静岡県地域情報化コーディネータ 早瀬公夫氏 

元市役所。今は、家庭の事情で、掛川タクシーの経営者。
地域コミュニティ活動として「市民集会」を20年やってきた。公民の教科書にものっている。
ただ、年に1回開催するペースがせいぜい。他の方法は何かないか?という中で、電子会議室なども検討したが、そのような中、総務省の地域SNSの実証実験に出会い、参画。

地域SNSのコミュニティで、地球温暖化防止地域推進計画を市民との協働により策定。
災害訓練。
農業特派員情報コミュニティ。

持論。地域SNSは行政こそ活用すべき。パブコメより良質な意見が得られる。アンケートも簡単にできる。HPが使えない人向けに瓦版も発行。

市長のためでも、ランキングのためでもなく、市民の幸せのため

牧さん
「掛川市は、行政の市民参加のモデルケースだと昔から思ってきた。パブコメの話は、今日も発見があった。批判・陳情じゃなく、地域を良くしようとする人があつまるSNSから、パブコメ効果を得ることは素晴らしい。
あと、担当者が変わるとダメになってしまう話について。公務員が変わらないと行けない。行政職員も給料分だけ働くのではなくて、一市民として地域に貢献するべき。」

掛川市:http://ja.wikipedia.org/wiki/掛川市

◆まつさか地域SNS「松阪ベルネット」 松阪市政策課 近田弘之氏 

松阪牛が有名。合併で東西に50kmある。伊勢湾から奈良県境まで。
LASDECのSNSでサイトを始める。600ユーザ。男402、女192。平均42.6才。74,5%が市民。

地域SNSと創作紙芝居のコラボレーション。100人の市民が参加。
今後の展開。
SNSだけでは、ひろがっていかないと感じる。
現実社会との連携。まちづくり型「セカンドステージ大学」事業。まちと自分の再発見塾”ネクストドア”。
市民ディレクター、ライター養成講座。

牧さん
「どこの地域SNSも、平均年齢が40歳になる。ミクシィは20代。子育てが終わった人たちの参画。良いコミュニケーションが出来ると実際に会いたくなる。実際に会いに行ける距離というのがいい。」

松阪ベルネット:http://www.sns-matsusaka.jp/

◆はちのへ地域SNS「はちみーつ」 八戸市産業政策課 日山克之氏

LASDECの実証実験「はちのへを耕す物語」。
地域が支える農業。消費者が生産者とで、想いもリスクをわかち合う。Communiy Supported Agriculture.
地縁血縁じゃなく、ネット縁でのコミュニティ作り。複数のSNSに「はちのへ酔狂日記」配信。
(スコッチ注:めっちゃ、話早くて、まとめられない。笑)
ホッキ貝と牡蠣の抱き合わせ with 3人の見知らぬ女性 on SNS。
西日本に無名のホッキ貝を全国に広げることができた。今一日1000ケース出ている。マーケットが出来た。
八戸がスーダンに飛んだ。

牧さん
「それぞれの地域に、自分の地域を愛する人が居る。そういうような人の情熱を地域を越えてつないでいけば、日本もこれから、たのしくなるのでは。」

はちみーつ: http://sns.city.hachinohe.aomori.jp/

◆ 災害、地域間連携などもふくめて、最後に一言
寄川さん:1/17の災害防災実験の話 http://hyocom.jp/community.php?bbs_id=413
早瀬さん:生涯学習に、まちづくりへの生涯学習がある。周囲や子孫に尊敬される舞台としての地域。
近田さん:会員さん同士がつながっていく事例があった。
日山さん:いろいろなところに呼んでいただくことが多くオフ会がいい。今度函館に行く。

◆牧さん、最終総括

このフォーラムの参加者。レベル高いですよね。地域を思う人のあつまり。ネットだけではなく、オフラインでの出会いも楽しめる。ここでのつながりをぜひ。

【1日目の懇親会(その1)】

京都文教大学の学食に会場を移して、懇親会が行われました。

懇親会会場

懇親会会場

まずは、参加者全員にバッチが配られます。バッチには「よそもの」「ばかもの」「わかもの」の3種類があり、参加者が自由に選べます。
「よそもの」「ばかもの」「わかもの」は、まちづくりに不可欠な3大人種だと言われていますね。

3つのバッジ

3つのバッジ

会場は、始まる前から多くの人が入っています。なんと今日は、生ビールサーバーも設置され、日本酒もカップ3つ分(1つずつ銘柄を選べる)で100円だそうです!!安い!!

懇親会の様子

懇親会の様子

つかみはOKの挨拶からはじまり、お茶っ人メンバーのバンド演奏あり、くじ引きありで、とても盛り上がりました。

バンド演奏

バンド演奏

京都のおもてなしの心、それも歴史と観光の街「宇治」の人たちの、おもてなしパワーの凄さを、誰もが実感していました。

【1日目の懇親会(その2)】

2時間あまりの懇親の後、最後は、関西の有無を言わせずめちゃぶり的強引さで、参加者一同が一つの大きな輪になり、みんなで「明日があるさ」を歌いました。

ひとつになる参加者

ひとつになる参加者

ああいうのは、日韓ワールドカップのときや、慶応のOB会(三田会という。たいてい最後に公式応援歌「若き血」を肩を組んで歌う)以外ではやったことがありません。笑

明日があるさの歌詞カード

明日があるさの歌詞カード

【1日目の懇親会(その3)とその後】

最後に、お茶っ人への書き込みを一つの大きな巻物にしたものが、みんなの輪の中で披露されました。宇治っぽいですね!

大きな巻物

大きな巻物

このように、一つ一つが、みなさんの書き込みです。

巻物の中身その1

巻物の中身その1

巻物の中身その2

巻物の中身その2

懇親会後、参加者はいくつかのグループに分かれて、日付が分かるまで飲みました(他のグループは正式には分からないけど。笑) 

私は、杉浦さんやショージさん、慶応SFCの坪田先生達と共に、宇治第一ホテルの一階で2次会をしました。みかんの上仲輝幸さんがとてーも熱い人だと言うことが分かりました。ご自身の評価では講演が上手くいかなかったとのことだったのですが、おそらくそれは時間の問題だと思いました。個人的な感想ですが、分科会2-2「地域にお金をまわすには」は、とてもよい分科会で、あと2倍時間があれば、伝説的な分科会になったかもしれないなぁ、と思いました。

3次会は、JR宇治駅前のちゃんぽん屋の上の「kokoro」という店で2時くらいまで。
2次会から合流してきた京都のにっぴーと杉浦さんの3人で、4次会を宇治第一ホテル近くのBARで3時まで。笑

次の日は、朝から慶応SFCの坪田先生達は平等院鳳凰堂を見に行きました。
僕は残念ながら、ベーシックインカムの勉強会のため新幹線に飛び乗りました。
はじめて、行き帰り共に京都駅を乗り換えオンリーで利用した気がします。

短い時間でしたが、関東からいったかいが十分にあった、ステキな会でした!!
詳しい感想はまた、別のエントリーで。

One Response to 「第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治」イベント参加ログ

  1. […] 今回は、京都のSNSへ実況生中継を行ったので、その際の議事録メモを元に須子個人サイトのブログのほうに報告を掲載しました。 […]

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