僕も、立ち上げの頃から関わり、公式ブログや「生きテク」のサイト企画/アーキテクチャ選択/コーディングにがっつり携わった自殺ZEROキャンペーンのオキタリュウイチ氏と、元レディースのリーダーで、フリーペーパー V O I C E S 編集長の橘ジュン氏の講演会が、横浜で行われます!
学生のみなさんには少し高いかもしれませんが、お客さんを含め、非常に魅力的な方々が集まる模様です。ぜひとも、ご参加を!
学生料金ができたそうです!!
以下、告知文の案内です。
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日本の年間自殺者数、3万人。なぜ死を選んでしまうのか。
死ねる方法がインターネットなどで大量に
見つかるのではないか。そう、自殺を撲滅するために
立ち上がったオキタ リュウイチ氏は分析します。
(オキタ氏インタビュー http://www.ekokoro.jp/world/interview/017_okita/ )
実際、ネットで「自殺」と検索すると、おびただしい数の「自殺の方法」が
紹介されています。この現状を変えるために、オキタ リュウイチ氏は、
生きるテクニックを公開する「生きテク」を立ち上げました。
今までに「生きテク」を通じて7,627人(2009年5月11日現在)が
自殺を思い直しています。
今回は、生き抜くための仕組み作りをしている、「生きテク」を
立ち上げた、オキタ リュウイチ氏と、社会問題となっている、ニートや
引きこもりをはじめ、依存症やリストカット、非行など、生きづらさを抱えた
青少年たちに『そのままの自分で生きていていいんだ』と、フリーペーパー
を通じて訴える、元レディースのリーダー、橘 ジュン氏をお招きして、
一緒に、どうやったら自殺や非行など、どうやったら
日本のココロの問題を解決できるのか、考えます。
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■第二回UP塾
■日時
2009年5月28日(木) 19:30〜21:30(終了後、懇親会あり)
■場所
横浜市開港記念会館 横浜市中区本町1-6
http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/kaikou/
■料金
一般: 2,000円 / 学生: 1,000円
※会の後に懇親会(定員40名様)があります。懇親会は1,500円です。
■テーマ
「自殺をゼロに。?日本の若者が抱える問題の解決方法を考える?」
■スピーカー
オキタ リュウイチ / 「生きテク」代表
http://ikiteku.net/
橘 ジュン / フリーペーパー V O I C E S 編集長
http://www7a.biglobe.ne.jp/~voices2006/index.html
■募集人数
先着80名様
■締切
2009年5月24日(日)
■日時
ユナイテッドピープル株式会社
■お申し込み方法
WEBフォームより、お名前、ご所属、懇親会に参加するかどうかを
明記の上お申し込みください。
http://unitedpeople.jp/contact/
本講演会は、先のエントリーでご紹介した書籍『102年目の母の日―亡き母へのメッセージ』の出版記念講演会で行われたものです。
「みんなちがって、みんないい」。「あるがままでいい」。
何事も個人のせいにしてしまいがちで、どんな感情を持つかさえ、周囲の雰囲気によって強制されかねない日本において、一人一人がお互いに「ありのまま」に素直になれる社会の在り方についての、心温まるお話でした。
身近に、大切な人を失って困っている人や、人生に悩んでいる人がいたら、どんな声をかけてあげればいいのか?
それに迷っていたら、以下の講演ログをご覧下さい。
橋爪謙一郎さんは、コミック『死化粧師』(『FEEL COMICS』)の主人公、間宮心十郎のモデルでもある。まさに、おくりびととしてのスペシャリスト。
橋爪謙一郎さんご講演 at 『102年目の母の日―亡き母へのメッセージ』の出版記念講演会
日本は、自分に素直であること、をしにくい社会
素直に自分の感情を表現することをしにくい社会
みんなと同じ。みんなに気を遣う。
それはそれで大切だが、素直が許される社会の方が生きやすいだろう
大切な家族を亡くされた人、たくさんの感情が生じるのに、
泣いてはいけない、この感情は他人に言ってはいけない、と思ってしまう
誰かが素直になることで、それを聞いた人も素直になる
素直になれば、お互いが助け合える
その助け合いの連鎖が増えていくのが、素直な社会
日本では、それがおきにくいと思う。
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友人達がステキな本を出しました。
『102年目の母の日―亡き母へのメッセージ』Live on 編
この本は、母親を亡くされた方の母への思いを募集し、文集としてまとめあげたものです。
Live on代表のその子、尾角 光美さんとは、京都のシェアハウスコミュニティ「お結び庵」で出会い、都立国際高校出身(SFCのようなステキな高校。KREVAの出身高校としても有名)ということで、共通の友達などがたくさんいて意気投合。そのときは、彼女自身が、お母様を自死で亡くされていたとは知りませんでした。
その後、この本のプロジェクトの話を耳にし、東京での活動場所に困っていた彼女らに、稼働率の落ちていた根津のオフィスを貸し出したのが、僕とこの本との関わりのキッカケです。
その本が、いよいよ発売され、一時はamazonで、カテゴリー別で16位!
全体ランキングでも3000位代にまで食い込んでいます!
元々、母の日のカーネーションの由来って、母親を亡した女の子が亡き母への感謝の気持ちを詠い、カーネーションの捧げたことから始まるのですね。
この本。一人一人が、本当は辛い思いでに向き合い書かれた文章ばかりで、とても胸にこみあげるものがあります。
そして、一人一人の筆者がその思いと向き合いながら書き上げたことが伝わってきます。
なんだか、とても優しい気持ちになれます。
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横浜開港150周年を記念して、市民参加で横浜の都市ブランディングを決めるイマジンヨコハマ。
いよいよ、明日5月9日に1000人規模での会議(ワールドカフェ)を行います。
僕もコアメンバーとして参加します。
こちらに、前回コアメンバー250人規模で会議をした際の成果物の模造紙があります!
1000人規模での会議(ワールドカフェ)はまだ参加できます!
参加登録はこちらから。
(登録が完了されれば、そのまま当日参加できるようです。当日会場での参加登録も受け付けているとのことです。筆記用具と昼食(会場周囲で食べるのもありですが)をお持ち下さい。できれば、マイカップやマイタンブラーがあると思います。)
4月29日(祝)の夕方から夜にかけて、東京・西恵比寿のカフェ EAT TOKYOで、海士町(あまちょう)の関連イベントAMAカフェが開かれました。僕は、司会、兼、場作りファシリテータとして参加させていただきました。
AMAカフェは、都市と海士(以下、AMAと表す)を繋ぐ交流の場として今までも数回開かれています。今回は、少し指向を変え、AMAを体験したことのある人たちで、AMAとのつながりが少し薄れてしまった人たちの間の交流を促進することと、そこから再びAMAとのつながりを取り戻すキッカケをもってもらえれば、という指向で開催しました。
海士町とは?
海士町とは、島根県の離島である隠岐諸島の一つの島、中之島を領域とする行政区。
ユニークなまちづくりを次々と行う島として、注目を浴びています。
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尊敬する音楽プロデューサ、亀田誠治さん(光栄なことに、雰囲気が似ていると言われる。笑)がプロデュースする音楽イベント「亀の恩返し」に行ってきました。亀田誠治さんといえば、最近では東京事変のベーシスト。それ以外にも、たくさんのアーティストをプロデュースしています。(wikipedia:亀田誠治)YUKIの「17才」「ふるえて眠れ」とかね。
行ったのは2日目の5/3の公演です。出演アーティストは、
- スピッツ
- Chara
- KREVA
- Do As Infinity
- 絢香
- スガ シカオ
どのアーティストも亀田誠治さんに縁のあるアーティストです。
単なるフェス形式のイベントではなく、全体に「ありがとう」というコンセプトでまとめられており、アーティスト間のコラボレーションあり、アーティストとアーティストの出番の間には、詩や映像のパフォーマンスありの、とても素晴らしいイベントでした。
まず、会場。
日本武道館だったのですが、360度ステージです。
そして、「なんだこりゃ!!」とびっくりするようなステージの形でした。その名も「ファンタスティック変則ステージ」。
南北に二つの大きなステージがあり、かつ、中央部にストリングス隊が座るブースがあります。そして、東西にボーカルステージが一つずつあるという構成。ステージの背はほとんどなく、360度どの席からもステージ全体が見渡せました。ステージは、全体が白の緩やかなスロープでできており、ボーカルは自由自在にすべての方角へ歩き回れます。そして、光が当たる度に様々な色に変化するステージはきれいでした。
アーティスト間のコラボレーションは、
- KREVA × 草野正宗「くればいいのに」「生まれてきてありがとう」
- Chara × Do As Infinity「やさしい気持ち」
- 絢香 × スガ シカオ「夜空のムコウ」
- などなど、プレミア感あふれるものでした。
セットリストと、公式ライブレポートは以下の通り。
スピッツ’s 公式ライブレポート
- 春の歌
- チェリー
- メモリーズ
- 水色の街
- 正夢
Chara’s 公式ライブレポート
- Tomorrow
- Cherry Cherry
- o-ri-on
- FANTASY
- あたしなんで抱きしめたいんだろう?
KREVA’s 公式ライブレポート
- 成功
- アグレッシ部
- くればいいのに(WITH 草野マサムネ)
- 生まれてきてありがとう(WITH 草野マサムネ)
- 恩返し (新曲。リリース未定)
- あかさたなはまやらわをん
Do As Infinity’s 公式ライブレポート
- 空想旅団
- 遠くまで
- 遠雷
- 冒険者たち
- 陽のあたる坂道
絢香’s 公式ライブレポート
- おかえり
- 夢を味方に
- ありがとう。
- 三日月
スガシカオ’s 公式ライブレポート
- 春夏秋冬
- 真夏の夜のユメ
- Hop Step Dive
- コノユビトマレ
- 夜空ノムコウ (WITH 絢香)
Special Session 公式ライブレポート
- やさしい気持ち (BY Chara × Do As Infinity &スピッツ×ハウスバンド)
- 魔法のコトバ (BY ハウスバンド、スピッツ、絢香)
正宗の声は、どんなアーティストの曲も、彼独自の世界にしてしまうものでした。
Chara、伴ちゃん、絢香の歌唱力には改めて感動。それも、誰一人として違う個性。
Charaの独特の歌い回しやパワフルさ、3人の歌姫の中ではもっとも野性的で型破り。
伴都美子のストレートな声ののび。伴ちゃんは、ピッチより自由な伸び、アップチョーキングみたいな感じで、それはそれで僕はものすごく好きです。
絢香は、それらと逆で、とても優等生的。ピッチ感の良さ。とてつもなく伸びる高音。安心感を感じる声。どんなアーティストも生が一番ですが、絢香は数少ない、CDでは良さが伝わりきらないボーカリストの一人です。
彼女の生歌はほんとうに好きです。
治療とはいえ、しばらく聞けなくなってしまうのは、本当に残念。
Do As好きの僕が、今日は絢香ことばかり書きます。
彼女はJ-WAVE LIVEで、生声を聞いて、そのすばらしさに出会いました。
16bit 44.1khzというCDでは、とても記録できない声の持ち主です。
そして、Do As同様、歌詞が前向きで共感できます。
また、関西弁がいいね。
今回も、最初に大泣きしたのは 「三日月」でした。笑
話変わるけど、KREVAと、絢香の旦那は、SFC出身者ですね。
そして、オープニングとエンディングで、会場ナレーションを行ったのは、愛しの部長、もとい、秀島史香さんでした。
「おぅ〜いぃ、ヒデシマくーん」
の秀島史香です。「am/pm e-コミュニケーション!」の声の。
各アーティストとも、歌う前に亀田さんとの出会いやエピソードを話すんだけど、それ以上に、亀田さんが各アーティストに対して、
「出会ってくれてありがとう!」
「10年間も一緒に仕事が出来て、僕は幸せです」
などなど、感謝を述べる。
最後の曲が終わると、スクリーンに映画のエンドロールのように、出演アーティスト、バックバンド、詩や映像のクリエータ、企画側の人、スタッフなどなどの名前が流れ、亀田さんが一人一人に感謝の言葉を述べて、本編が終わりました。
客電がつき、秀島史香の声で「今日の公演は以上です。今日は、亀田誠治さんのプロデュースした亀の恩返しにお越し頂きありがとうございました。私も、このような温かい場に居合わせることが出来て幸せです。」(みたいな)といった終演アナウンスが流れると、お客さんから大きな拍手が起きた!という、未だかつて無く、心が温まるイベントでした。
「音楽へ恩返しを。そして、こんな時代だからこそ、みなさんに音楽を使って恩返しをしたい」。そうやって1年前の構想から、この2日間の実現に至ったらしい。
ほんとうに、心の底から音楽と、音楽仲間が好きでたまらないんだな、この人は。と、亀田さんのことを思いました。
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SFCベル研こと、ソーシャルプロデューサーズスクール出身者がいうのも犯罪的ですが、プロデューサというのは一般的イメージとして、
「何をしているか分からない」
「現場の泥臭い部分も知らないで、おいしいところだけもっていく」
「実体は、ものづくりも、何も出来ない人。引退者」
といった負のイメージがあります。
実際、そのイメージそのもののプロデューサもいる。
少なくとも僕は「職人」になりたいと思ってきたので、プロデューサになることは、好きではなかった。
プロデューサというのは、現場も触れないし、ものづくりの最も面白い部分にも携われない。プロデューサになるとしても、「職人」としての現場を一通りやり終えてからでいいじゃないか、と。
しかし、亀田さんを見ていると、そういったマイナスイメージとはほど遠い、もう一つのプロデューサ像を感じることが出来る。
多くの仲間への信頼の上で成り立っている職業。それがプロデューサだ。
関係するすべての仕事のことを理解していないといけない視野と経験の幅の広さ。一方で、その世界で一流を目指す現場の「職人」しか決して分からない「深み」の部分を犯さない敬意と信頼の気持ち。
特に後者ができるかできないか、ってところに、良いプロデューサと良くないプロデューサの分岐点があると思います。
亀田さんのようなプロデューサであれば、プロデューサと呼ばれても良いかなぁ、と思ったりしました。
10年間もの長い時間をかけて、お互いの信頼を育て、仕事をしつづけるパートナーがいること。
こんなにたくさんの素晴らしいパートナーと、お互いに感謝をしあい、そして、これだけ多くの人々の心を動かすような仕事をしていること。
少なくとも、そのような仕事を僕も出来ればいいなぁ、と心から思います。
横浜と並び、今年2009年が開港150周年の函館。(そして僕の故郷・函館)
市民参加型のまちづくりやイベント企画などが数々計画されている中で、
その裏にもう一つ、今まさに産み出されようとしている一つの輝きがあります。
コミュニティカフェ「goes around cafe」
僕はこれを、今後10年間の函館の奇跡の始まりと感じます。
goes around cafeは、若者に函館を愛してもらうため、20代半ばの数人が手作りで1から始めるカフェ。
メンバーは特に飲食店の経験もなく、内装から何から、自分たちで試行錯誤しています。
コアメンバーは、BUNBUNとMAEKAWAさんの二人。
BUNBUNは埼玉出身で、元々は営業力で群を抜く1兆円売り上げ企業某Rの営業マン。
函館にゆかりがある人との関係が元で、いままで数回函館に訪れ、完全に惚れ込む。
その一方で、函館の暗い現実も知り、いてもたってもいられなくなり、自分の出来ることは何かを考え始めたという。
そして、退社して移り住んでしまったのだ。笑
MAEKAWAさんこと、みきじは元FMいるかのパーソナリティ。FMいるかとは、函館のコミュニティFM。函館市民で知らない人はモグリ。
MAEKAWAさんは函館出身。大学がハワイと別府のAPU。卒業後に函館に戻られた。
人と人とをつなぐプロ。前職のパーソナリティ時代は、街のたくさんの人と会ったり、はなしてきたことになる。
(ちなみに、FMいるかは、日本初のコミュニティFMで、市民メディアの世界でも有名です)
彼らの目的は、若者に人生や仕事の楽しさと、函館を好きになってもらうきっかけづくりとのこと。そのための場としてカフェを選んだのだという。
大学生をつなぎ、さらに世代間を緩やかにつなぐ場も作る。
多くの地方都市と同様に、函館の若者は多くは大学や就職で街を出る。
しかも、いやいや出るのではない。「この街では出来ること、楽しいことなんて何もない」と思っている若者も多い。
外部からみた函館は、夜景やイカをはじめとする海鮮、夏の気候を始め、観光都市として魅力が高い。
有名な文化人も多い。(ミュージシャンだけでも、YUKI, GLAY, 辻仁成, 北島三郎, あがた森魚, 中村耕一 などなど。詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/函館市#.E5.87.BA.E8.BA.AB.E6.9C.89.E5.90.8D.E4.BA.BA)
しかし、現実には毎年3〜4%程度の人口減が続いている。(参考:http://www.seikatsu-guide.com/citysearch/search/01202 )
にもかかわらず、観光都市ゆえの油断もある。この街を蝕む病理は着実に広がっている。
最近のタクシー運転手の月収は12万円。一方、月15万円程度の生活保護をもらって、昼間からパチンコを楽しんでいる人が年々増えているという。
なかには生活保護の受給中にも関わらず、隠れて夜のお仕事をして30万円くらい稼いでいる人もいるとの話を聞いた。
他にも、離婚率が全国806市区中58位など、極めて高い。DVや殺人も多くなっている。
そのような中、若者は、この街のことを「仕方なく過ごす街」と捉えてしまっている。
これはもったいない。どんなLIFEも、仲間と、ちょっとしたきっかけで、ステキなものに変えられるのに。
そういうことを、伝えたいのだろう。
個人的に、とても共感したのが、カフェオーナーMAEKAWAさんの動機。
MAEKAWAさんは前述のとおり、大学の時に函館を一旦離れ、その後戻ってきた。その際に、他の都市に比べ、なんてステキなところなのだろうと、函館の良さを再確認したという。
一方で、多くの仲間が外に出て行ってしまう。また、数少ない地元に残った仲間も、たくさんの問題を街や社会のせいにして、日常に愚痴をこぼしてばかりいる。ものすごく楽しい青春時代を共に過ごした仲間の、そういう姿を見ていると、なんとかしなくては、と思うとのことだ。
また、夢を追いかけ東京に出て行った仲間が、夢を「卒業」し、地元に戻ってきたことがあったという。そのとき、地元の友人の多くは、歓迎をするのではなく、後ろ指を指すような冷やかしに似た態度を取るものもいたという。このことに対して「いったい何なんだ!」という思いがあったとのこと。なので、そんな函館を変えたい、と。
これは直接本人の口から聞いたわけではなく、BUNBUNから伝聞で聞いたので、今度はもっと仲良くなって、本人から直接聞きたい。
いずれにしても、僕自身も出郷者といえば出郷者だし、このMAEKAWAさんの話は、本当に共感しました。
持ち前の営業力と、人当たりの良さをもったBUNBUN。人と人をつなぐプロで、どこかしら不思議なオーラがでているMAEKAWAさん。
二人とも、とても、ポジティブで、明るく、行動力に溢れている。
でも、こんな二人でも、たった二人だけでは、コミュニティカフェは作れない。
そこで、mixiを通して、想いを伝え、サポーターを募ったという。その数なんと150人強!
カフェ予定地で、サポーター会議などを重ね、徐々に準備が進んでいます。
料理の天才マッシー、内装の天才サキちゃん(それぞれ、本職が、学校の先生、看護師)、函館ベンチャー企画代表のおおくぼくん、いつかは市長というふじいさん。
他のメンバーも、愉快で魅力的な人ばかりです。
そして、準備中のカフェは、もう既に、開店後の自由な雰囲気が。笑
BUNBUNとサキちゃんは、アコースティック片手に、aikoやYUKIなどを歌ったり。店長のMAEKAWAさんは、ブログを書くため256MBしかメモリがないPCと格闘しながら演歌を歌ったり。ふじいさんとマッシーは、オセロゲームで本気対戦。一手を打つのに数分間考える、本気の対戦です。勝ったマッシーは、ふじいさんに首輪を付けてペット執事にして喜んでいました。プチSです。笑
このカフェのテーマは「毎日が学園祭前夜」。言い得て妙です。笑
サキちゃんも、MAEKAWAさんも、本当に歌が上手いです。サキちゃんは、ナチュラルなビブラート感があり、これは1/Fゆらぎでも出ているのではないか、というくらいでした。MAEKAWAさんは、こぶしがつごいので演歌ですね。サキちゃんは、ストリートでライブもやるそうです。函館の歌姫 Peachさんが、ご結婚で苫小牧に移られるというプチ悲しいニュースがありましたが(地元ネタ過ぎるか)、このカフェから次なる歌姫が出る日も近いのではないでしょうか。
個人の才能ももちろん、チームとしてもステキなチームでした。
地域を元気にする三大要素として、よそもの。若者。ばかもの。とよく言われますが、この3つがバランス良く発揮されたチームです。
こんなステキな仲間と、カフェを開けるなんて、正直うらやましい。
三年後には三店舗。五年間で若者ネットワークを作り出すのが目標とのことです。
(函館には、実は8つも高等教育機関があるのですが、それがgoes around cafeのオープン場所である戸倉地域の他に、中部の五稜郭近く、北部の赤川地区、南部の元町など、かなり離れて点在しているのです。)
オープン後は、時間帯毎にメニューやサービスを変え、大学生だけでなく、高校生・高専生、子連れの主婦、自分たちと同じ若手社会人などが集まるようにするとか。そして、その世代間をゆるやかに繋ぐイベントなどのしかけもやってゆくそうです。また、NPOカタリバのように、大学生が高校生のキャリア相談に乗ったりとか、社会人が大学生の相談に乗ったりとか、そのようなイベントを開催するとのこと。
僕としては、基本、前述のようにフリーダムな雰囲気を大切にしつつ、ときたまイベントで、ワールドカフェなどのワークショップ手法を用いたダイアログを実施したり、ネットも駆使したつながりとアクションを生み出せる場になると良いなあ、と思います。そのために、サポートできることは最大限したいなぁ、と。goes around cafeに早くも、惚れ込んでいます。笑 函館の外にいる人間ならではのコミットメントを探します。
例えば、最近ようやく海士町の活動などが評価され、「田舎で働き隊」などのプロジェクトがたくさんうまれています。都市では、自分の存在意義ややりたいことが見つからずに思い悩んでいる若者が、田舎にいけば、生き生きとし出すこと、そのことにようやく国も地方自治体も気がついてきました。一方で、同じように都市で悩む若者が、すべて農村や漁村に向いているか、というと、おそらくそうではないでしょう。でも、何もかもが複雑でやりつくされている感のある東京では活かされなくとも、それ以外の地方都市では十分に活きる若者のチカラはあります。函館ほどのサイズ・地位の街で、カフェ運営を通したコミュニティづくり、リーダシップの発揮、等々、これらを求めている若者は沢山いるのではないかな、と思います。海士町のように、Iターンの若者の増大から、Uターンも増える。出郷者が、自分の地元のすばらしさに気がつく、といった効果も期待できるかもしれません。このあたりのデザインをしっかりとして、きちんと現場でラウンチさせることも素晴らしいな、小さいことからやろうかな、と思います。例えば、面白法人KAYACのようなベンチャーを、自分の手で函館に作り、Iターン、Uターンを受け入れるなどなど。
実際にいつのタイミングで、と具体的に考えられているわけではありませんが、ひとつ確実に言えるのは、海士町の活動や、沖縄の今津くんの有限会社ルーツの活動など、僕が自分自身のライフワークとして掲げる、みらいの「大学」づくり、って、もうやっている人はやっているんだなぁ、と、いうこと。自分の四の五の言わずに、そろそろ動き始めないと、と、思いました。大好きな故郷でこんなにステキなチャレンジをしている同世代の仲間がいて、出会えたこと。これは、大きな暗示なのかもしれません。
若者の存在に、函館の未来の可能性をかけた、このステキな挑戦の始まり。
カフェ、オープンは2009年5月2日です!!
この記念すべき瞬間に、僕もずうずうしく立ち会うために、月末から連休半ばにかけて、また帰郷しちゃいます。
これを読んでいるあなたもいかがですか。ちょうど、桜満開の函館も見られますよ!
<<関連URL>>
goes around cafeのブログ: http://ameblo.jp/goes-around/
横浜のソーシャルベンチャーで、クリック募金サイトの「イーココロ!」を手がけるユナイテッドピープルが、ユーザ参加型NGO/NPO評価機能をリリースしました。
プレスリリース文: http://pressrelease-jp.com/press/10283/20090422/
僕も「イーココロ!」ユーザなので、既にこの機能を触ってみました。
NGO/NPO評価は、日本財団のCANPANや、チャリティープラットフォームなど、いろいろなところで盛んです。
一方、評価の物差しは、ときに権力を生みます。
どういう基準でNGO/NPOを計れば、社会にとって望ましい(公益性が高くなる)のか。この議論も重要ですね。
議論が不足しているからと言って、ある権威が一方的に物差しを作り、それに当てはめる、ということ「だけ」で終わるのではなく、ユーザ参加型の仕組みの中でトライアルエラーと共に議論が出来る環境がリリースされたことは、とても良いことだと思います。
“みる”を、みる。“感じる”を、感じる。
「アート作品を見る人と作品との関係性」に関するフィールドワーク
3月23日(月)より、新丸ビル7Fの丸の内ハウスでは、「サバイバル」をテーマにした企画展「THE SURVIVAL SHOW」を開催しています。
これに並行し、27日〜29日の間、「アート作品を見る人と作品との関係性」と題したインタラクティブアート鑑賞の実証実験を行います。
配布されているガジェットをもって、作品の観賞を楽しんでみてください。自分と作品との思いがけないつながりを発見できるかもしれません。
普段、無意識に行っている作品の鑑賞。作品とのインタラクションを記録することによって、自分と作品との関係性を再認識する機会を提供したいとかんがえています。
結果、作品への親しみと観賞の自発性を生み出すことを目指しています。
http://events.picsense.org/survive/
フィールドワーク主催: picsense project (デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 共感動経済とP2P2.0プロジェクト)
デジタルテクノロジーの活用や、コミュニケーション・デザインを通じて、作品の価値や見る人と作品との関係性を、見直す試みを行っています。
協力:慶應義塾大学 デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 / AUTO-ID Lab.
展示企画詳細:
THE SURVIVAL SHOW
2009.3.23 mon – 3.29 sun at (marunouchi)HOUSE
11:00-28:00 (sun ~23:00)
www.marunouchi-house.com
SURVIVAL×ART=?
時代は、サスティナブル(=持続可能)から
サバイバル(=生存可能)へと大きくシフトした。
現在(いま)をポジティブに生き抜くために必要なものって何だ?
バラバラのジャンルから集結したそれぞれの「突破口」。
未編集のアート群が織りなす、THE SURVIVAL SHOW!
参加アーティスト:
姉川たく/E.B.S + graf/EDING-POST/大月 壮/木曽漆器 hub factory/幸田
進/SHIH-TZU(古屋蔵人、黒川知希、大川久志、小田島等)/重松淳也/田辺遥一 /DAVID
SCMIDLAPP/NYAAA/深澤亜衣/本間日呂志/MASARU OZAKI/松澤亜希子/ASYL/gift_
★CLOSING PARTY
feat. Freedom School
2009.3.27 fri 20:00-25:00 at (marunouchi)HOUSE
Entrance: Free Food&Drink: 一部 Cash on Delivery
GUEST DJ:Freedom Chicken
(14catherine/Jazzy Sport Brooklyn),
DJ: Kentaro Kojima (Freedom School)
www.freedom-school.net
企画制作:gift_/ ASYL
企画協力:PHIL co.,ltd./ 4D2A
協力:CET(Central East
Tokyo)/株式会社ラックス/エプソン販売株式会社/日商エレクトロニクス株式会社/株式会社ディードライヴ/株式会社アイスキューブ/Toor
inc./ diffusion./ snap!/ Freedom School/慶應義塾大学
デジタルメディアコンテンツ統合研究機構/AUTO-ID Lab.
特別協力:三菱地所株式会社